新築施工事例
日本の現代建築の家
水平に伸びる屋根と、重厚なコンクリートの塀が描く端正な輪郭。
街に対しては塀が静かに境界をつくり、その奥に立ち上がる建物が軽やかな水平線を描く。
堅牢なフォルムと、整えられたプロポーション。その対比を建築の軸として設計しました。
レッドシダーの温もり、打放しコンクリートと鋼板の静謐、異素材が緊張関係を保ちながら重なり合い、陰影によって表情を変え、街の中に凛とした佇まいをつくり出します。
内部は「間」と「余白」を軸に構成。障子壁を透過する柔らかな光、吹き抜けや高窓から落ちる自然光が、時間の移ろいを床や壁に映し出します。光と影のゆらぎが空間に呼吸を与え、静かな奥行きを生み出します。それは日本建築が本来持つ陰翳礼讃への応答でもあります。
外に閉じ、内に開く。素材の質感、光の陰影、そして“間”の思想によって形づくられた、日本の現代建築のひとつのかたちです。






